石狩河口で食餌を続ける、狩りの上手な雌のオジロワシは、すでに何匹か魚を食べていたのか、それほど貪欲ではありません。
カラスにもタップリおこぼれを分けあたえつつ、今回は、尾を先に食べます。
魚の上半身に食べ進める際、太い流木のいただきから、魚を落としてしまいます。
幸い、魚は流木の上にとどまり、カラスやカモメに盗られることもなく、ワシが拾い上げ、悠然と食べ進めます。
食べ終わりのシーンは、やや不思議でした。
満腹したのか、最後の断片は、食べ切らずに足から放し、カラスに下げ渡したような感じでした。
帰路、防風林に立ち寄ると、まだ補修された痕跡のない巣のすぐ近くにワシがとまっています。
昨年は、11月20日頃、カラマツの黄金の枝で補修されています。
カメラを通して見ると、まぎれもなく、眼に特徴をもち、いまだ雛に餌を運んだことのない、あの雄ワシです。
今シーズンも、古参コンビで、子育てに挑戦するのでしょうか。