正午少し前に茨戸川に着くと、嬉しいことに、いつもの木に若ワシが2羽とまっています。茨戸川では、18日振りの再会です。
撮影を始めると、オジロワシがもう1羽、茨戸川の上空を飛び、石狩川方面に消えました。
その直後、先日、ワシの情報を教えてくださった同好の女性が現れ、今日は、とても珍しい、白い綿毛に包まれたベニマシコ、と思われる写真を見せてくださいました。
12時50分、2~3歳と思われる年下のワシが飛び立ち、茨戸川を数回旋回して飛び去りますが、23分後の13時13分、飛び続けていたのか、荒い息使いで舞い戻ります。
その後、若ワシ達の狩りがなかなか始まらないので退屈していると、偶然は重なるもので、近くの灌木から、ベニマシコと思われる、甘い鳴き声が聞こえてきました。
(ベニマシコと同じ木で、カワラヒワも鳴いていました。)
双眼鏡で探すと、鳴き声の主はすぐ見つかりましたが、まったく紅くありません。
その上、身体の一部に、換羽中と思われる綿毛が付いています。
換羽中の雌、または、今年生まれた若い個体に違いありません。
驚いたことに、雌のような模様のベニマシコが、同時に4羽も集まりました。
雌の集団ととるか、今年育った兄弟姉妹ととるかですが、私は、兄弟姉妹と考えたいと思います。
午後3時15分まで待ちましたが、結局、狩りは始まりませんでした。
帰りぎわに、年下のワシの眼を見ると、何だかとても眠そうでした。