石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

仲良し兄弟と母ワシの長編食餌ドラマ

この先雨が続きそうなので、相撲観戦を犠牲にして、モエレにやって来ました。

15時50分、仲良し兄弟が、親の運ぶ餌を待っていますが、親はなかなか現れません。

それから1時間余り、カッコウの三角関係を集中撮影しますが、割愛します。

https://www.youtube.com/watch?v=MGxwEReLvKs&t=321s

17時、母ワシが大きな魚の乾物をもって巣に入り、次子がこれを確保します。

しかし、先日、視聴者様が発見されたように、この仲良し兄弟は、餌を奪い合ったり、翼で囲い込んで餌を独占しようとはしません。

気の毒なことに、長子の怒りは母ワシに向かい、もう1匹獲ってこい、とでも言わんばかりに、巣から追い払います。

17時08分、長子はついに巣から飛び立ち、みずから狩りに出ます。

次子は22分間食べ続け、残りを長子に食べさせようと、止まり木へ移ります。

17時30分、双眼鏡で周辺を探したところ、巣から東へ150m離れた松の枝に長子がいるではありませんか。

眼のいいワシが、なぜすぐに戻って食べないのか、言葉のない不便さを、初めて痛感しました。

気がついたのか、ついてないのか、長子は50m飛んで白樺の枝にとまりますが、そこから100mの距離を動きません。

17時45分、母ワシが巣に降り、魚を食べ始めますが、次子は止まり木から、この行動を非難します。

母ワシが7分間食べたとき、ついに長子が巣に戻ります。

母は、長子に給餌行動をとりますが、次子はこれを許さず、母を追い払います。

長子は13分食べて、尾まで完食しますが、尾の形は異形でした。

ことによると、餌は中型の雷魚の乾物だったのかも知れません。

小骨が喉にかかり、吞み込みにくかった可能性も考えられます。