午前9時40分。食卓でお茶を飲んでいた妻が、「あれはカラスだろうか」といいます。
8時台の経験から、ことによると、と直感した私は窓にくっついて妻の指さす方向を見ます。
遠くの空を2,3羽の黒い鳥が、カラスとは全く異なる飛び方で、南へ飛んで行きます。
明らかに猛禽類です。
さらに驚いたことには、視野を広げたとき、我が家のほぼ真上から南に向かって数十羽のタカの群れが飛んでいるではありませんか。
室蘭でもなかなか見られないノスリの数です。
二階の窓から、屋並みの間に、遠く恵庭岳が見えるのですから、我が家の上空が渡りの経路であっても、何の不思議もありません。
50年以上も住んでいて、今頃、このような”大発見”をするとは。
あれ以来、しょっちゅう窓にくっついて、上空を見上げている私です。