前編の後半では、幼鳥が母ワシを猛烈な剣幕で止まり木に追い払いました。
その後、母が残した貯食の尾部を、幼鳥は8分間かけて食べ切ります。
https://www.youtube.com/watch?v=tOMfROk3rSs&t=335s
その間、止まり木にいた母は飛び立ち、4分後に敷きわらを掴んで巣に戻りました。
尾を食べ終わった幼鳥は、またしても母ワシに突っかかります。
観察者には、幼鳥が母親を攻撃しているように見えますが、猛禽類の場合、クチバシは攻撃用の武器ではないので、攻撃ではなく要求なのかも知れません。
母は幼鳥の獰猛な要求にこたえ、何と2匹目の貯食を引き出します。
2匹目では、母も骨の多い食べにくい所を中心に、かなり食べました。
尾が渡されると、幼鳥はまたしても母を追い払いにかかります。
これはオジロワシの本性なのでしょう。
2匹目は13分で食べ切りました。
オジロワシの幼鳥は、9週になってもまだ、魚を独力では食べられないという発見はおどろきです。