石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

防風林の父と子の軋轢

孵化後75日目となる幼鳥が巣立ったか、確認のため炎暑のややおとろえた防風林に来ました。 

https://www.youtube.com/watch?v=fvwbBAtq3TA

1時間ほどたった16時40分過ぎ、オジロワシの成鳥が茨戸川方面へと向かいました。

眼を巣に戻すと、雄ワシが巣に入り、嘴を開いて唾液を垂らしています。

雄が戻ったので、雌が狩りに飛び立ったことが分かります。

幼鳥が食餌中、雄が貯食に手を出し、幼鳥が怒って父親を巣から追い出しました。

雄の素嚢はかなり膨れていて、たっぷり食べているはずです。

幼鳥が食べているのは乾いた貯食ではなく、頭のない鮮魚であり、どうやら雄が頭部を食べたあと、久し振りに、魚を巣に運んだようです。

それにしても、貯食に手を出す雄の行動は、理解できません。

幼鳥は、父親が巣に入ってから約30分で鮮魚を完食しました。

幼鳥の巣立ちは、もうじきです。

雄が移動した太枝は、幼鳥の巣立ちの目標に適しているかも知れません。