石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

モエレの父は魚を幼鳥に給餌せず独り占め

巣立ちまで2週間に迫ったモエレの幼鳥を、以前の観察ポイントから撮影しました。

撮影場所を変えたのは、木の葉でダイニングがよく見えないためだったようです。 

https://www.youtube.com/watch?v=frHouO8PgrU

27℃まで上昇した気温が下がり始めた午後3時台後半、母が狩りに飛び立ちます。

巣の南東50mの木陰で暑さを避けていた父が巣に入るかと思いきや、まったく動かず、午後4時半にモエレ沼へと狩りにでました。

どちらが先に戻るかと、油断なく見ていると、4時55分、右側から地面すれすれにワシが侵入。

カメラのスイッチを押します。

魚を獲って戻ったのは父が先でした。

声は聞こえませんが、大げさに、奇妙なアピールをしています。

魚を食べ始めますが、幼鳥への給餌はありません。

食餌は5分以内に突然終わりました。

意外に小さかった魚を食べ切ったか、それとも、巣材の下に貯食として隠したか、不明です。

雄のオジロワシは、不可解な行動の宝庫です。

給餌されなかった幼鳥の怒りはおさまらず、父に猛然と食ってかかります。

母の帰りを待つしかありませんが、5時半を過ぎても戻りませんでした。