孵化後9週となる防風林の幼鳥は、たくましく育っていました。
今回の主役は、しかし、鮭のような赤身の大魚を運んだ父です。
https://www.youtube.com/watch?v=wHFkcI6KKKg&t=4s
防風林の巣は、ヤチダモの複葉でおおわれ、中の様子がとても見にくくなっています。
手ぶらで巣に入った母ワシを、幼鳥は獰猛に追い払います。
これは、昨年の雛も同じでした。
16時13分、南から麦畑すれすれに飛来したワシが巣に入ります。
スイッチが一瞬間に合いませんでした。
父が、赤身に見える、鮭のように大きい魚を運んだのです。
今季初めて見る餌運びが、極めて珍しい雄の餌運びでした。
幼鳥は父も追い払って独りで食べます。 もちろん母もノータッチです。
40分間食べた幼鳥は満腹となり、食べるのをやめます。
しかし、その時、狩りに出ていた父が手ぶらで戻り、巣に入ります。
給餌を装って魚を食べようという魂胆であり、幼鳥にはむしろ迷惑です。
しかし、だまって見ていると全部食べられてしまうので、幼鳥も口を出します。
あっと言う間に食べ進み、最後の尾は、やはり父に食べられてしまいました。
当然、幼鳥は怒りますが、今日の主役は父親なので、我慢しているように見えます。