ヤチダモの複葉が伸びきっても、親ワシが出入りする空間は広く確保されており、防風林の新巣はよくできています。
親ワシが巣を離れ、雛が身を隠すと、雛が無事かどうかもわかりません。
https://www.youtube.com/watch?v=ymBHz_xp1Cc
午後2時40分に観察を始めて30分経過して、ようやく雛の無事が確認できました。
その30分後、雌ワシが魚を掴んで、巣に入りました。
飛び疲れたらしく、口を開けて呼吸しています。
母ワシの足元の魚に嘴を近づけた雛は、給餌しようと下を向く母ワシに、嘴を開いて攻撃しました。
獲物を受け取った雛は、給餌しようと近づく母親に魚を奪われまいと、激しく威嚇します。
能率はイマイチですが、雛は独りでも何とか食べられるようになりました。
約20分間の食餌で、食べ疲れた雛は、いつもの雛に戻り、母親に甘えます。
一方、母ワシは、ショックを受けたように、残った魚を処理することもなく、また、巣から出て近くの枝に移ることもありませんでした。