石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

母と子の食餌、雛の試練

雨粒が時々落ちる午前6時過ぎ、防風林に着くと、今日も雛が巣に独りぼっちです。

雄が近くで見ているのは間違いありませんが、やはり冷や冷やします。 

https://www.youtube.com/watch?v=s9XnhE93POM

私が到着する何分前から独りだったか不明ですが、私が見始めて15分後、雄が葉の付いた枝を持って巣に入りました。

ことによると雌が戻ってくるかもしれないという予感はありましたが、3分後、中型の魚をつかんだ雌が戻ったとき、一瞬、スイッチを押すタイミングが遅れました。

雄が狩りに飛び立ち、雌が給餌を始めますが、雌も朝食前だったのか、母子が、ほぼ半々に食べている印象でした。しかも、食餌は6分で終わりました。

食欲旺盛な雛が満足したでしょうか。

食餌中、もう何年も気になっている鳥の鳴き声が聞こえました。これは何という鳥でしょう。

食餌の後、なんと雌も巣を離れます。

その直後、雨が本降りになりますが、雌はなかなか戻りません。

獅子は、我が子を千尋の谷に落とすことはありませんが、オジロワシは、雛に結構な試練を与えるようです。

20分待っても雌が戻らないので、車を北に100m移動し、巣の真東から防風林を見ると、雌は、20m離れた木から巣を監視していました。

巣にいるより、巣に飛び込む方が、足のカギ爪が使えるため、攻撃力が格段に高いのは間違いありません。

それにしても、雛の身体は雨にグッショリ濡れました。