昨日の観察結果を確認するため、午前11時に防風林に着きました。久し振りに、防風林の東側にある道路を走り、緑の葉に被われた防風林を見て、台風21号の被害の大きさを再確認しました。冬枯れしていた時は、周囲に紛れていた倒木が、木々が緑に覆われると、逆に、周囲から浮き上がって見えます。ひどい被害です。
昨日の観察は早とちりで、雛が、雌親にしっかり保護されている情景を、頭の片隅で期待していました。しかし、いつもの撮影場所から風に揺れる防風林を見たとき、嵐が丘を見るような、荒涼とした淋しさを感じました。
巣のある木に、親鳥の姿は無く、風に揺れる巣に、雛の姿もありませんでした。
2019年の子育ては終わりました。残念がら、巣立ちした若鳥への給餌を撮影する、という希望はかないませんでした。
昨日、雄のオジロワシは、なぜ巣を守っていたのでしょう。事故はいつ起こったのか、どんな事故だったのか、雄に責任があるのか、確認するすべはありません。巣の中を、常時観察するカメラがあったら、すべて記録されていたでしょう。