石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

寄生虫とヘルパーは紙一重

午前中は水蒸気が立って映像がぼやけるので嫌なのですが、一刻も早く、雛の孵化と孵化後の騒動を見ようと、巣にやってきました。

10時53分、撮影を始めた時、丁度、雄とGFが狩りから戻り、入れ替わりに雌が巣から飛び立つところでした。雌に代わって雄が抱卵を始めると、すぐにGFが巣に入り、貯食を食べ始めます。

やはり、GFは寄生虫です。GFがいる限り、雛のための貯食は不可能です。

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食べ終わったGFは、狩りに飛び立ち、12時02分、狩りから戻ります。

12時25分、雌が狩りから戻ると、GFが巣に飛び込み、雄を追い出して卵を覗き込みます。

雌が急いで巣に入り、嫌がるGFを追い出して抱卵を再開します。その様子を見ると、雛はまだ孵化していないようです。

雛のための貯食を食う寄生虫と、雛のために餌を運ぶヘルパーは、真逆に見えますが、実は、紙一重の差しかありません。家族の一員としての役割教育に、成功するか、失敗するかの違いだけです。

ヒトの場合と同じことです。