昨日の午後5時ごろ、「信仰を否定したブッダの悟り」の無料キャンペーンが終了し、この間に50ダウンロードしていただきました。
誠に有難うございます。
気になるところからお読みいただいて、少しでもお役に立てれば幸いです。
伝教大師、最澄が「布施無き経は読むなかれ」と言ったと伝えられています。これは「経を読んで得た食べ物を食べてはいけない」というゴータマ・ブッダの教えの、ちょうど逆です。
私は、両方とも正しいと思います。ゴータマ・ブッダの教えは、仏教を生業にしてはいけない、という根本的な姿勢を示したものです。
一方、伝教大師の教えは、仏教が生業となってしまった以上、その教えであるお経を真剣に聞いてもらうには、信者に正当な対価である布施をしてもらう方がいい、という人間の心理を知り尽くした人の教訓だと思います。
無料で読んだお経は、駅前で配られるパンフレットがごみ箱に直行するように、すぐに忘れ去られるのがおちだ、ということです。
ダウンロードされたものが、一度でも読まれることを願うものです。