石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

巣に戻された白頭ワシの雛

兄弟喧嘩で眼を負傷した2羽の雛は、1月30日に救助され、保護センターの獣医によって手厚い治療を受けていましたが、2月5日、1週間振りに2羽とも巣に戻されました。

眼はきれいに治り、体重も救助時の200グラム前後から、2月4日の計測では400グラム前後に増えています。

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親鳥は、雛がいなくなった後、再交尾、再産卵のサイクルに入りそうな様子を見せていましたので、雛を戻すなら早くした方がいい、と内心ヤキモキしていました。

しかし、雛を巣に戻した直後は大変悲惨でした。早速、激しい兄弟喧嘩が始まったからです。親もどうしていいか分からず、あたふたしています。雛にあたえる餌がないからです。

雛を戻すときは、魚を1尾、急場の餌として、添えた方がいいかな、と私は以前から考えていました。

親の慌てぶりが分かります。かなり時間がたって、恐らく24時間後に、運ばれてきた餌が、まともではありません。どこかで拾ってきた魚の断片に見えます。

次に運ばれたのが、皮を剥がれたウサギの肉です。どう見ても、どこか、ゴミ捨て場から運んできたとしか見えません。フロリダ半島の海辺なのに、どうして新鮮な魚が運べないのでしょう。

2月7日の上の動画では、兄弟の素嚢が大きく膨らみ、兄弟喧嘩もおさまり、平穏な子育てが進行しているように見えますが、これがこのまま順調に続くか、注目したいと思います。