住宅街の路上に残る厚さ50cmのズブズブ雪に、車輪が埋まって進退きわまる危険を犯し、オジロワシの抱卵を確認するため、防風林にやってきました。
快晴、温暖、無風、絶好の抱卵開始びよりですが、防風林の巣は空(から)でした。
ボオルのように深くくぼんだ巣に、ワシが隠れていないか、注意深くチェックしているとき、ワシの鳴き声が聴こえます。
双眼鏡で防風林を虱潰しに探すと、巣の北100mの高木にワシらしき影が見えます。
カメラを通してワシを確認し、撮影を始めると、すぐにもう1羽飛んできて隣の枝にとまり、鳴き交します。
間を置かず、2羽は交尾を始めました。
交尾のあと、雄は大量に脱糞し、身震いします。続いて雌も少量の脱糞をします。
この脱糞が、直前の交尾を無にしないか、気になるところです。
ネットで調べると、ニワトリの場合、排卵と受精は、産卵の24~27時間前に完了しているようです。
ニワトリより体が大きいオジロワシの生理がどうなっているか、分かりませんが。
いずれにせよ、抱卵開始は明朝以降となります。