「日銀だけが円安を指向する背景事情」という表題にひかれて、四季報オンラインの記事を、読んでみました。
記事を開いたとき、小幡績という執筆者を見てやめようかと思いました。
ニューズウィーク誌に、いつもとんでもないことを書いている、当たらない経済学者で、なおかつ反省しない経済学者の代表格だからです。
我慢して読みましたが、やはり得るものは何もありませんでした。
しかし、今回、私は小幡績氏を高く評価したいと思います。
それは、経済学者としてではなく、競馬評論家としてです。
https://shikiho.jp/news/0/578974
日本の競馬では、一度に20頭前後の馬が、満員電車のような状態で走ります。なぜなら、その方がギャンブル性が高まり、JRAが儲かるからだそうです。
JRAは、単勝ではなく、馬連、3連単の馬券が多く売れれば、より儲かる。強欲と後悔の回避から、駄目なギャンブラーたち(真のギャンブラーではない人たち)は、買い目を増やす。そうなると馬券の売り上げは結果的に増える。
こうして、日本の馬たちは、潜在力は世界一でも、日本国内のレースにおいては、最後の直線だけ本気で走り、それまではジョギングをする、甘いレース、つまり、二流の競馬、全力を出さない競馬を行うことになるのだ。
3月26日に行われたドバイ・ワールドカップでは、日本馬がなんと5勝。ドバイを、いや世界の競馬界を席巻した。
強い馬が勝つように、競馬を正常化すれば、日本馬の実力は世界一だというのです。
日本の競馬は競輪のようだなぁ、と思って見ていましたが、同じような不満をいだく人が他にもいたことを知り、嬉しく思いました。