石狩のワシ派、タカ派

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国債発行:財務官僚の常識は世界の非常識

国債を増発するので、日本の国債発行残高をGDP比でとると200%を超え、ダントツで世界1の借金大国となっている、という説があります。

しかし、これはとんでもない誤りで、この30年間、日本の経済成長を阻害してきたのは、どうやら財務省の根幹思想が、世界の非常識だったからのようです。

https://www.youtube.com/watch?v=ZX8KmeDYh5M

税収が伸びないのに、国債発行ばかり増加する現象を、ワニの口が開くと言い、財務省を支持する経済学者は、このままではワニの顎が外れるので、増税が必要と主張します。

しかし、この動画の後半では、世界の会計基準をあてはめると、はじめから「ワニはいなかった」ということが判明します。(動画の13分頃から)

日本列島改造論」がもてはやされ、日本経済が高度成長し、景気がよかった時代は、国内のインフラを整備するため、政府は大きな財政出動を行い、土建会社が大いに潤いました。

建設国債と言っても借金は借金ですから、このまま行くと国は借金で首が回らなくなると財務官僚は考えたのでしょう。

これが世界の非常識なのです。

何と、国債を償還している国など、世界には一つもありません。

国債発行で景気が刺激され、税収が増えれば、それで何の問題もない、というのが世界の常識だからです。

バブル崩壊後、日本の国債発行の伸びは、驚くことに、世界最低です。

日本が国債発行を抑制していた間、世界は国債を増発し続け、そのおかげで経済成長していたのです。

日本の経済成長が止まり、税収が伸びなくなったのは、むしろ国債発行を抑制したためだった、ということです。

日本の常識は世界の非常識、の例は数々ありますが、日本の最高頭脳が集まる財務官僚の常識までもが、世界の非常識だったとは。