ウクライナ戦争のおかげで、ようやく防衛費GDP2%と憲法改正が見えてきました。
地政学的リスクに敏感な人々にとって、今の状況は、10年前とほとんど変わっていないでしょう。
しかし、大多数の鈍感な人は、目の前の戦争や土砂崩れを見て、はじめて身近に迫った危険に気付くのです。
とはいえ、安倍元総理のもとでは、たとえウクライナ戦争があっても、防衛費増額も憲法改正も、野党やマスコミから猛反対を受けたかもしれません。
必要とわかってはいても、野党やマスコミには、合理的な行動がとれないからです。
逆説的ですが、現在の自民党政治家の中で、2%の防衛費と憲法改正に、最もふさわしくない、岸田総理だからこそ、可能なのかも知れません。
他人に先見性や合理性を期待してイライラするのは、無駄なことです。