川砂採取が最盛期を迎える石狩河口で、諦めていたチュウヒと、思いがけず、濃厚接触する機会を持てました。
https://www.youtube.com/watch?v=Tttx0hA0_xM
チュウヒが最も愛好する芦原のポイントでは、重機とダンプカーが、川砂をうず高く積み上げています。
諦めて釣り桟橋に移動すると、対岸の流木に細身のトビが後ろ向きにとまっています。
しかし、よく見ると、何とチュウヒではありませんか。
サロベツ方面から南下してきたチュウヒが、重機の働く芦原に入れず、流木で休んでいたのです。
チュウヒの顔を鮮明に撮影したのは、ずいぶん久し振りです。
しばらくして、カモメやアオサギが乱舞し、オジロワシが飛来します。
探すと、チュウヒから100mしか離れていない流木に、綺麗なオジロワシがとまっていました。
オジロワシを見るのも、ずいぶん久し振りです。
チュウヒは、逃げようとする素振りも見せません。
さらに一刻あって、嬉しいことに、チュウヒの頭上を、別のチュウヒが通過しました。
頭部がベージュで、若く見えるこのチュウヒは、作業の終わった重機の周りを飛び、狩りをしています。
チュウヒの狩りを撮影している間に、流木にとまっていたオジロワシとチュウヒは、気が付くと、消えていました。
サロベツから南下するチュウヒは、まだ、石狩河口を見捨てていないようです。