石狩のワシ派、タカ派

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中国で懲役6年でも「日中友好」信仰

NHKのオンライン版に、中国で突然逮捕され、スパイ容疑で6年間収監されていた日本人男性のインタビュー記事が掲載されています。

初めてのケースでしょうか。

「私はスパイじゃない」中国で懲役6年の男性語る“監視居住”

https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2022/12/23/28216.html

被害者の鈴木英司さん65歳は、

長年、中国に関わっていて、渡航回数は200回以上になるといいます。日中の交流団体の代表をしていたほか、中国の大学で教えた経験もあり、中国人にも多くの友人がいました。

スパイ容疑を受けたのは、

「当時、北朝鮮の故キム・イルソン主席の娘婿のチャン・ソンテク氏が処刑された疑いについて、韓国政府が発表していたので、中国政府の関係者に、『処刑についてどうなんですか』と聞きました。しかし、彼は『知りません』と答えました。これが、なぜ違法な情報収集にあたるのか、私には理解ができないし、憤慨しています」

ただ、これだけだそうです。

中国の公安や習近平政権には、鈴木さんには理解できない、別の政治的な意図がありそうです。

きわめて理不尽で不当な扱いを受けた鈴木さんですが、

「中国を恨んでいます。ただ、日中関係は大事な2国間関係です。経済的な貿易のつながりも強く、地理的にも隣国で、たとえ嫌いであっても大事にしなければならないのです。それに、日中関係がよくなれば、自分のようなケースも少なくなると思うし、より多くの交流が芽生えると思うんです。そして、日中関係改善のためには、相手の国を正確に知ることが必要で、私は、そのために、今後も尽力していきたいです」

と語り、残念ながら、「日中友好」信仰は、いまだ失われていないようです。

いい加減、そんな信仰は無価値と悟り、覚醒してもらいたいものです。