白頭ワシが子育てをする、札幌とほぼ同緯度の米国アイオワ州のDecorahを「ワシの天国」と紹介したのは2020年の春でした。
https://taitakuma.hatenablog.com/entry/2020/04/07/221323
しかし、この巣での天国のような子育てはこの年で終了し、2021年と22年の2年間は子育てが行われませんでした。
すべての原因は、2020年に巣立った3羽の幼鳥の背に装着された、グロテスクな電波発信機ではないかと思っています。
https://taitakuma.hatenablog.com/entry/2020/08/03/055654
2年間の空白をへて、Decorahではマスの孵化場付近に、新らしく巣が用意されました。
2023年、この新しい巣で、これまでとは別の若い白頭ワシ夫婦が、2月25日と28日に産卵し、2個の卵を抱卵していましたが、4月5日、最初の雛が孵化します。
https://www.youtube.com/watch?v=OyQug1Tup8M
しかし、未熟な親ワシにはよくあることですが、餌の魚はあるのに、雛への給餌ができないせいで、雛は死んでしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=ysL8ewu96ZE
翌4月6日、2個目の卵が孵化しますが、長時間、濡れた身体を寒風に晒されます。雛への給餌が成功し、子育てが進むことを、ひたすら祈るのみです。