石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

抱卵する雌ワシに魚を運んだ防風林の雄

黄砂が雨に洗われた快晴の防風林に、抱卵31日目の様子を見に来て、いまだかつてない嬉しい場面に遭遇しました。

https://www.youtube.com/watch?v=ZnAjZuHbhnU

石狩河口経由で、午後2時45分に防風林に着くと、雌が抱卵中です。

快晴で明るく、映像は比較的綺麗ですが、動きがありません。

雄の帰りを待つしかありませんが、待つ身に永き秋(春)の夕暮れです。

日が陰って肌寒くなりますが、まだ戻りません。

午後5時15分過ぎ、防風林に沿って低く飛来するオジロワシが見えたので、カメラのスイッチを押し、ズームしますが間に合いませんでした。

雄は、いつものように戻ってきただけだと思っていましたが、何と、大きな魚の後ろ半分をもって帰り、雌に渡したのです。

これまでのワシ見人生で、初めて見る光景です。

雌は、雄の足から魚を引き取り、座ったまま内臓の残りを食べたのち、マスノスケのようにも見える大きな魚をくわえて、巣から飛び立ちました。これも、獲物の大きさに関する過大評価でしょうか。

5年振りに子育てが成功しそうな、明るい希望と展望が開かれた思いです。