石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

広大な牧草地に降りた若ワシ兄弟

3羽の幼鳥が無事に巣立ったのは目出度いことですが、その結果、いつでもワシに会える状態ではなくなりました。

ことに、枝葉の茂った防風林では、なかなか幼鳥に出会えません。

その点、モエレは幾分か観察しやすい環境です。 

https://www.youtube.com/watch?v=kgzApVr7T38

午前9時30分、モエレに着くと、すぐに、巣で昼寝をしていた次子を、沢山のカラスが取り囲み、意地悪を始めます。

次子は落ち着いて対応しますが、10時10分、地上に飛び降りるようにして姿を消しました。飛び回らなかった、ということです。

双眼鏡で周囲を探していると、10時30分、巣の西50m、地上約3メートルの低い所に、長子を発見します。

初獲物を食べているかと興奮しますが、葉っぱでした。

長子も、地上へ飛び降りるように姿を消します。

地上の様子を見ようと、50m東に移動したところ、眼の前に管理された芝生のように美しい、広大な牧草地が現れ、その中に2羽の幼鳥がいるではありませんか。

私が、数分、車を停めさせて頂いた場所は、ブルーベリーが生垣のように植えられた綺麗な庭の片隅。

2階のベランダにのぼれば、広大な庭園の一画にオジロワシが巣を作り、毎年、その子育てを楽しめる、イギリス貴族の気分が味わえます。