「サラミ戦術」の逆効果...中国にとっての「悪夢」が現実に
と題する、インド人教授によって書かれた記事がニューズウィーク誌に掲載されました。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/07/post-102224.php
習近平は今、「サラミ戦術」をヒマラヤでも展開しようとしている。インドやブータンやネパールとの国境地帯に新しい村を次々と建設して、サイバー戦争の基地や地下弾薬庫を設けたりすることで、戦略的に重要な地域への支配力を強めているのだ。
しかし、
習は昨年12月、インドのアルナチャルプラデシュ州に中国軍を侵入させて、インドの防衛を圧倒しようとした。だが、中国軍はインド軍に撃退された。それでも習は、同州を「南チベット」と呼び、その領有権を主張した。
そして日本への教訓。
日本が学ぶべきことは主に3つ。
第1に、2国間関係を改善しても、中国がそれを尊重して領土拡張を控えたりしないこと。
第2に、経済的な相互依存が深まっても、むしろそれを利用すること。
第3に、守勢に回れば中国は一段と領有権を侵害すること。
日本は平和主義的で消極的な態度は捨て、中国に対抗していく必要があるだろう。
まったく同感です。