石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

ロシアは暗殺し、中国は消す

アリババの創業者が、中国共産党政府によって消されたようです。

www.newsweekjapan.jp

消された理由は、ジャック・マーが、昨年の

10月24日に上海で開催された公開討論会に出席。中国の金融システム規制を「老人クラブ」と呼んで中国の当局者たちの神経を逆なでし、

「古い方法で未来を規制することはできない。中国にはシステミック・リスクはない。そもそも金融システムがないからだ。システムの欠如こそが(中国の)リスクだ」

と、中国政府を批判する発言したため、と考えられています。

そもそも、中国人には、自国の独裁政治を批判する権利が認められていないようです。

中国人に認められていないのですから、外国人に認められるはずはありません。

ジャック・マーの運命について、中国指導部の汚職疑惑を暴露し、2014年に国外逃亡した不動産王の郭文貴が、2019年9月に収録されたインタビュー動画で、

2019年9月にアリババの会長を退いたジャック・マーの今後について、「道は2つしかない」、「中国の大富豪の末路は、収監か死。そのいずれかだ」と語った。

というのです。

日本のマスコミは、この事件をまったく報道しません。北大の教授が中国で消えても報道しないのですから、無理もないでしょう。

しかし、アメリカでビル・ゲイツジェフ・ベゾスが消えたら、マスコミは黙っているでしょうか。

中国には、国民を独裁者の権力から保護する法律はないようです。国民さえ保護されないのですから、外国人が保護されるはずはなく、もっと簡単に消される、でしょう。

いやでも中国で仕事をしなければならない人は、本当にお気の毒です。

今年2回目のクロカンスキー

昨日に続き、モエレ沼で、今年2回目のクロカンスキー(クラシカル)をしました。12月30日に1回滑っているので、合計すると今シーズン3回目となります。

2年前までしていたスケーティングを主とするフリースタイルは、やめました。スケーティングでは、マイペースで滑れないからです。

バタフライは、スピードは出るものの、ゆっくりマイペースで泳ぐには適していないのと同じ理由です。

2013年に5万円で買ったフリースタイル用のスキー・セットは、7シーズン、フルに使ったので、既にもとは取れています。

クラシカル用のスキーは、去年、ハードオフでわずか3千円で手に入れたものです。靴とストックは以前と同じものを使い続けています。

下手なクラシカルでも、ジョギング程度のスピードは出ます。

1.平地では、ストックで押し、スキーを滑らせるので、歩幅が1.5倍になること。

2.下り坂では、力を使わずに、スピードが2倍になること。

3.上り坂でも、体感では、腕力と上半身の力が50%以上の推進力を生み、歩くよりずっと速く進むこと。

そんな次第で、2.5キロ程度のコースを25分程度で回り、1周ごとに1分程度の給水時間をとり、3周すると、気温-9℃でも汗びっしょりです。

クロカンスキーの最大の魅力は、5000回以上のストック・ワークで、腕と上半身の力を1時間半、使い続けることです。こんな全身スポーツは、ほかにありません。

オジロワシの識別は難しい

www.youtube.com

この横顔は、どう見ても、あの綺麗なオジロワシの雌でしょう。

でも、違うようです。

石狩河口の吹雪が久し振りにやみ、束(つか)の間の好天です。

河口に着くと、あの無神経な探鳥家がスキーを履いて、今まさに土手を下りようとしています。

いつもの流木には綺麗なオジロワシが止まっていますが、飛び立つのは時間の問題で、撮影には一瞬一秒の躊躇も許されません。

ワシのクローズアップと、打ち寄せる美しい波紋、そしてワシの真下で遊ぶ雌雄のカワアイサを、急いで撮影しました。

案の定、オジロワシは直後に飛び立ちました。移動した場所も確認しましたが、撮影はしませんでした。

それよりも、対岸から排雪場にワシがいるのを見ていたので、その確認をしました。

いました。しかし、驚いたことに、排雪場のワシは、間違いなくあの綺麗な雌です。しばらく見ぬまに、嘴にアザができています。

では、先ほどの綺麗なワシは誰?

家に戻って、動画を何度も繰り返し見て、最終的にペアの雄と断定しました。羽毛の色はやや薄いけれども、2羽の顔は姉弟のようによく似ています。

新年初めて、巣で食餌する白眉の雌

www.youtube.com

寒波が襲来中の石狩川河口に、ワシの姿はありませんでした。

あの綺麗なオジロワシは、どこで狩りをしているのでしょう。

帰途、防風林に戻ると、先刻は空だった巣に白眉の雌が立っています。

防風林の東側からでは、錯綜する木の枝に邪魔されて撮影しにくいので、いつもの撮影場所に回ると、何か食べています。

さすがに白眉の雌です。多くのオジロワシが食糧難で飢餓に瀕しているこの時季、堂々と自分の巣で食餌ができるのですから、大したものです。

私が見始めてから約20分間で食餌は終わり、巣から出て、雪の積もった太枝で嘴をぬぐいました。

石狩河口の無神経な探鳥家

www.youtube.com

令和3年、1月2日、今年初のワシ見に出かけました。

午前10時の石狩河口は、-8℃と寒いですが、快晴で絶好の撮影日和(びより)です。

石狩川はほとんど凍結し、海水の入る河口部は西側の半分だけ、水面が出ています。 カラスやカモメが元気なのですから、もっと寒さに強いはずのオジロワシが、この寒さにくじけるはずはありません。

河口と目と鼻の先にある、いつもの止まり木に黒い影が見えます。

オジロワシだろうと思い、双眼鏡で確かめると、何と、あの無神経な探鳥家ではありませんか。

人慣れさせて、止まり木のオジロワシを至近距離から撮影するつもりでしょうか?

それが成功すれば、まるでBBCかナショジェオですが、飼い猫を撮影する岩合さんじゃあるまいし、今までに成功したことがあるのでしょうか?

私には、オジロワシの居場所を無くする行為としか思えません

親中派だった人の自己批判

濃厚な親中派だった、と自己批判するひとの主張です。

日本が助けなければ、中国共産党政権はとうに崩壊していたかもしれない、という認識から、もう助けるなというのです。

www.sankei.com

1.天安門事件を起こした共産党を救った。

天安門事件当時の外交文書が公開され、欧米諸国が団結して経済制裁するなか、制裁破りに奔走していたことが明らかとなりました。

 ベルリンの壁が崩壊した後、東側諸国が次々とソ連のくびきから離れ、ソ連共産党一党独裁が終焉(しゅうえん)を迎えてから今年で30年。

 天安門事件を引き金として中国共産党による一党独裁体制が崩れていたとしても、何の不思議もなかった。そんな瀕死(ひんし)の共産党を救ったのが、日本だったのである。

 「中国を孤立化させてはいけない」を大義名分に、いちはやく経済協力を再開した

のが日本だったのです。

2.戦時中も共産党軍を助けた。

歴史をさかのぼれば、

 蒋介石率いる国民党軍に敗走し、延安まで落ちのびた毛沢東が息を吹き返したのは、日本軍が昭和12年に国民党軍と全面戦争に突入し、蒋介石国共合作に踏み切らざるを得なかったからだ。

 敗走に次ぐ敗走で2万5千人まで減っていた共産党軍は、8年後の終戦時には120万人にまで膨れあがり、後の国共内戦に打ち勝ったのである。

 共産党軍に引き渡された日本軍の近代兵器が勝敗の帰趨(きすう)を左右したとの説もある。つまり、戦時中は軍部が、戦後は外務省が「中国共産党を助けた」のである。

3.そして今、習近平国賓来日させ、また共産党を助けるのか?

武漢コロナウイルスパンデミックを引き起こし、チベットウイグルに続き、香港でも公然と弾圧を行っている中国共産党から、日本政府も国会も目を背けている、と筆者は指摘します。

 いま再び、中国は西側諸国の「反中同盟」を切り崩そうと日本を懐柔しようとしている。手始めが、習近平国家主席国賓来日実現だ。

 日本は、瀕死の中国共産党を2度助けた。3度目は、絶対にあってはならない。

 もし習近平来日に賛成する政治家や官僚がいれば、それはまさしく「国賊」である。「親中派」の私が書くのだから間違いない。

と記事は結ばれています。私も、全く同感です。

私はまさにローマクラブ世代

agora-web.jp

池田氏の素晴らしい論文が出ました。

学生時代、ローマクラブは、地球を救うには人口増加を止めるしかない、という観念を、私の頭に強烈に植え付けました。

しかし、

1972年、ローマクラブは『成長の限界』というレポートで、石油、石炭、天然ガスなどの天然資源が2004年までに枯渇すると予言し、大きな反響を呼びました。しかしそれから50年たった今、どの資源の可採埋蔵量も当時より増えています。

ローマクラブの予測は、完全に外れました。

同じように、

2013年に国連IPCCの第5次評価報告書は、2100年までにCO2排出量が最大で現在の3倍以上に増えると予想しました。ところがIEAの世界エネルギー見通しでは、2020年の世界のCO2排出量は前年より8%減り、今後もほぼ横ばいと予想しています。

ノーベル賞を受けたIPCCも、予測を完全に外したのです。

何と、日本のエネルギー消費は、2000年代にピークアウトし、減り続けています。

f:id:taitakuma:20210101191805p:plain

しかし、私はローマクラブ世代の人間です。人類の幸福のためには、人口は増やすべきでない、と今でも固く信じています。

人類は、ほかの動物のように、子育ての成功だけを生きがいとする状態から、むしろ人口増加を抑制し、子育ての代りに、社会における自己実現を生きがいとする方向に進化してきました。

私は、地球上の人口が、日本のエネルギー消費のようにピークアウトし、減少に転じる瞬間が、一日も早く来ることを願っています。