寒波が襲来中の石狩川河口に、ワシの姿はありませんでした。
あの綺麗なオジロワシは、どこで狩りをしているのでしょう。
帰途、防風林に戻ると、先刻は空だった巣に白眉の雌が立っています。
防風林の東側からでは、錯綜する木の枝に邪魔されて撮影しにくいので、いつもの撮影場所に回ると、何か食べています。
さすがに白眉の雌です。多くのオジロワシが食糧難で飢餓に瀕しているこの時季、堂々と自分の巣で食餌ができるのですから、大したものです。
私が見始めてから約20分間で食餌は終わり、巣から出て、雪の積もった太枝で嘴をぬぐいました。