石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

鳶が獲ったフナを食うハシブトカラス

2回目の米朝会談があるというのに、快晴の空に魅せられて、モエレ沼に鷲見にきました。期待は見事にハズレましたが、その代り、トビが魚を獲るところをはじめて見ることができました。いうまでもなく、トビもワシと同じ猛禽類です。今日の主役は、明らかにトビとカラスでした。

トビもカラスと同様、オジロワシの狩りに依存した生活をしているものと考えていましたが、間違いだったようです。水上勉の「雁の寺」には、池の近くに立つ木のてっぺんに止まって、池の鯉を狙うトビが描かれています。トビが鯉を獲ったかどうか、記憶にありませんが、醜い小坊主が手裏剣のようなもので鯉を獲り、寺の縁の下で食べたのは確かです。トビも、おそらく鯉を獲ったのでしょう。

フナは、トビの口にはほとんど入らず、大部分、ハシブトカラスの口に入ったようです。猛禽類のような鳶口をもたないカラスは、胴体の肉よりも、目玉や頭部の方が食べやすいようです。

トビも、最終的に4羽以上集まりましたが、20羽を超えるカラスと比べると、多勢に無勢、ここで狩りをして魚を食うのは、かなり大変そうです。

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