札幌の熱波が避けられたのも、道北の湿原で2種類の黄色い鳥を撮影できたのも、何の計画性もない、幸運な偶然が重なっただけです。
5月25日の朝、快晴の空を背景に利尻岳がくっきり見えましたが、冷たい強風が体温を奪うので、ウインドブレーカーを3枚重ね着して湿原に出かけました。直したばかりの木道で出会った、最初の黄色い鳥がこれです。
ツメナガセキレイは、風に飛ばされないように、木道の欄干に、必死にしがみついています。
稚内に泊った翌朝、目が覚めたとき、風が弱く感じられたので、また、湿原に戻りました。湿原の風は、むしろ昨日より強い位でしたが、有難いことに、第2の黄色い鳥との貴重な出会いがありました。最初はツメナガセキレイかと思いましたが、双眼鏡で見て驚きました。絶滅危惧種のシマアオジではありませんか。
昨年の7月21日、小雨降る中、ほんの一瞬、幻のような姿を見ていますが、今回は、動画を撮影することができました。強風の中、手持ち撮影なので、見にくくて申し訳ありません。
そこで、素晴らしい野鳥のブログ「野鳥のさえずり、山犬のぼやき」を主宰されているS氏にお目にかかり、色々とお話しできたことも大きな収穫でした。
