石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

孵化後3週を経過したオジロワシ

5日振りの防風林は、巣のある木にも若葉が繁り、少し日陰ができましたが、季節外れの熱波にはまったく無力です。巣を守っていたのは雄で、雌は狩りからすぐ戻るだろうと期待しましたが、なかなか戻りません。痺れを切らした雄が、午後5時過ぎに給餌を始めます。

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孵化後3週を経過したオジロワシの雛は、顔だけを見ると5日前と変わりありませんが、全身を被っていた白い産毛が抜け、夕日を浴びて褐色に見えます。真昼の太陽光の下では黒く見えることでしょう。産毛の残る後頭部は、アメリカンフットボールのヘルメットをかぶっているようです。

雄の給餌は、いつものように、魚の3分の2以上、自分で食べています。

5時35分、狩りに出ていた雌がようやく戻りました。しかし、雌は、巣に戻らず、近くの太い枝に止まります。しばらくして巣に移動したときの様子が、この映像です。

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案の定、雌の右足に魚はありません。魚を持ち帰らない雌を見たのは、今回が初めてです。暑さのあまり、狩りの調子が狂ったのでしょうか。