石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

貯食は誰のため

6月11日(火)午後2時15分、防風林に着いたとき、巣を守っていたのは雄でした。午後3時、雄が雛に背を向けて、大きな貯食を食べ始めます。食餌は20分間続きました。

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貯食は誰のためでしょう。雄が巣を守る専業主夫なら、雄にも貯食を食べる権利はありますが、巣を守ることと狩りは、雌雄交代で行われていますから、雄に貯食を食べる権利はありません。

この行動は、昨年の6月7日にも見られています。

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親鳥の顔は見えませんが、間違いなく雄の行動です。

ドーキンスは「利己的な遺伝子」の中で、哺乳類の雌は搾取されている、と書いています。オジロワシの雌も、ここでは明らかに搾取されています。長い翻訳本を読む時間の無い方は、私の電子書籍「愛とは何か 悟りとは何か」をご覧ください。

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地球環境が激変する時代、ずるい、搾取する遺伝子の継承にも意味があるのでしょうか。