温暖なカリフォルニア州Big Bearの白頭ワシは、今、巣を埋め尽くすばかりの、時ならぬ大雪と、執拗な侵入者に悩まされています。
この巣の雌にはジャッキー、雄にはシャドーという名前が付けられていて、アイオワ州よりかなり早い、今年の1月8日から抱卵を続けています。その巣が、侵入者のしつこい攻撃を受けているのです。
今日見つけたこの動画では、侵入者に矢印が付いているので、いつも見ている動画より分かりやすいです。
子育てが始まる前に、つがいの片方が、別の雄または雌に置き換わることはよくあります。事故で死んだためか、戦いに負けて追い出されたためか、理由は分かりません。
雄同士、または、雌同士の戦いでは、夫婦が協力することはないだろう、というのが私の想像です。これは、新しい夫婦の組み直しだからです。
他方、子育てが始まってからの戦いは、夫婦共通の敵との戦いです。夫婦が協力して侵入者を追い払うのは当然であり、予想通りの展開です。
最新の映像では、雄のシャドーの頭部に出血が見られ、激しい戦いがあった模様です。
ところで、ワシの抱卵期間を平均40日とすると、孵化がかなり遅れているようです。正確には、1月8日に最初の卵が産まれ、1月11日に2個目の卵が産まれているので、2個目の産卵から既に50日以上経過しています。時ならぬ大雪で、孵化のタイミングを逸しているのかもしれません。