茨戸川に着くと、何か様子が変です。
いつもの木に、若いオジロワシ4羽と成鳥1羽、合計5羽のワシがひしめいているのです。
子供の声が聞こえたので、周囲を双眼鏡で見ると、茨戸川に白いカヌーが浮かんでいます。
どこから漕ぎ出したのか、と見ていると、中洲か島かと思っていた対岸に、別の家族?が待っています。
カヌーを運び込める、道路があるのでしょう。
1艘のカヌーを、2家族で、交互に漕いでいます。
私も、大昔、ガトーキングダムの隣にある競艇コースの付近で、シー・カヤックを漕いでいましたが、茨戸川のこの流域で、カヌーを見たのは初めてです。
狩場を占領されて、狩りができず、腹をすかしてイライラした成鳥が、若ワシに突っかかり、荒れ狂っています。
1時間待ちましたが、終わりそうもないので、あきらめて帰ります。
札幌のような人口過密地域で、人と天然記念物のオジロワシが共存するのは、きわめて困難なことです。