石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

暑い日は親の唾液をタップリもらうオジロワシの雛

日中20℃を超えた防風林に、雌雄のシフトチェンジを見るために来ましたが、雄が現れず、シフトチェンジは見られませんでしたが、別の重要課題を解決することができました。

重要課題とは、水飲み場のない巣で、雛はどのようにして水分を摂っているか、という疑問です。 

https://www.youtube.com/watch?v=7oP9ee67XtM&t=3s

餌の水分だけで十分なのか、それとも、親がさらに何か工夫をしているかです。

孵化したばかりの雛に、親ワシが唾液タップリのお粥(かゆ)のような餌を与えるシーンは何度も見ていますが、本日、孵化後8日目の雛に、餌を含まない、唾液だけ与えるシーンを3度見ました。

暑かったため、水分補給が特に必要だったのでしょう。

さらに2点付け加えると、

1.雛の数が1羽と決定されました。

2.巣の下に集まるバーダーの、恐らくシャッター音を気にして、給餌を3回中断しました。雛を置いて飛び立つか、という姿勢さえ見せました。

しかし、後者については、バーダーがわんさか集まる、ススキノ4丁目交差点のような場所に、わざわざ巣を移転したのですから、いわば自業自得です。

おかげでカラスの害が軽減されているかも知れません。