防風林の雛は、今日(7/04)で孵化後10週となりますが、巣立ちはありませんでした。
モエレの兄弟が巣立ちした明確な映像を撮ろうと、夕方、モエレの観察地点に向かいました。
モエレの巣はひらけているので、ブラインドのかかった防風林の巣より撮影が楽です。
https://www.youtube.com/watch?v=1fR2K49TLhc
巣には次子が、巣から数メートル離れた止まり木に長子が、そして巣から東へ50m離れたカラマツの木には母ワシが、赤い夕日を浴びてとまっています。
皆、素嚢はペチャンコで空腹に耐えているようです。
しばらくして、長子が止まり木と巣の間を3回行き来しました。
長子が実際に飛ぶところを見たのは、今回が初めてです。
しかし、次子にはまったく飛ぶ意欲が見られず、ことによると、まだ巣立ちしていないのかも知れません。
さらにしばらくして、待ちに待った父親が、手ぶらで戻ります。
それを見て、長兄の怒りが爆発します。 よほど空腹だったのか、怒りは中々収まらず、次子が長子をなだめる場面がみられました。
これから兄弟が独立するまで、父親の苦労は続きます。