ワシ見に通う道すがら、収穫の終わった秋の田んぼが、田植えをした後のように、ふたたび美しい緑の田に変化していることに気づきました。
同じ道を何年も通っていますが、こんなことに気づいたのは今年が初めてです。
昨日、快晴のゴルフ場でこのことが話題となり、今年は暖かかった(暑かった)せいではないか、という結論になりました。
しかし、私はこの結論に納得できず、ことによると稲は芝や牧草と同じく多年草ではないか、と考えました。
今朝、ネットで検索すると、稲は多年草、という記事がいくらでも存在することに驚きました。
以下にその1例を引用します。
標準的なお米作りと多年草化のお米作りの違い
稲は多年草なので、種まきはおろか、肥料さえやらずに収獲可能だが、記事によると難しい点が2点あるようです。
第一に、
肝心要の水が一年中確保出来る田があれば、誰でも出来ると思う。 ただ、この水の確保が一番難題。 (管理組合や水利権があって勝手に水を流せない)
水利権がややこしいようです。
第二に、
8月から順次稲穂が熟すので「抜穂(収穫)」を始める。 これが3ヶ月程続き、最後に稲刈りをして藁を田に返して水を入れる。 この「抜穂」にとても手間が掛かる。
田植えをしないので、収穫期がそろわないため、いっせいに刈り取りをすることができず、収穫にとても手間がかかるようです。
品種改良を重ねた米が次第に野生化し、食味や収穫量に変化がおこらないか、その点も気がかりです。