石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

紫式部はミスキャストか?

二日前NHK+で第2回を見ましたが、他はすべてしっくりなじんでいるのに、主人公の二人からは違和感が拭い切れませんでした。

道長光源氏ではないのだから、美男子である必要も芸術的な才能に恵まれている必要もなく、地味で控えめだった北条義時が、頼朝や周囲の武将から多くを学び、いつのまにか大きく成長したように、道長も、この先さまざまな荒波にもまれ、老練な政治家へと変身するのだろうと、何とか折り合いをつけた次第です。

しかし、紫式部は、どこから見ても「源氏物語」を書きそうには見えません。

大河ドラマの責任者と演出家、そして脚本家は、何故、彼女を紫式部に選んだのでしょう?

父親とその背後にある男社会を憎悪し、ヒステリックに糾弾する、あの叫び声を採用したに違いありません。

大河のスタッフは、紫式部を、男社会に対する過激な糾弾者に仕立て上げようとしているのです。

このところ鳴りを潜めている小池百合子知事をモデルに?、女のパワーで男社会に風穴を開け、日本に革命を起こそうとしていると思われます。

小池知事は女帝といわれていますが、歴史を振り返ると、女性天皇は例外なく、良い意味でも悪い意味でも、日本の政治社会に大混乱と大変革を引き起こしました。

日本女性の鬱屈した心理は、絶叫する紫式部の先に、真の女帝が支配する大革命の時代を期待しているのかも知れません。