石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

ラトビアのゴールデン・イーグルは餓死だった

7月1日、ラトビアのゴールデン・イーグルの雛が死んだことは、既に報告しています。しかし、その死因は不明でした。

死ぬまでの様子を観察分析した、下の動画の説明によると、雛は餓死だったとのことです。

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6月21日に、大きな餌を運んでいた雛の父親が行方不明となります。母親となった最初の年で、見るからに経験不足で頼りない感じの雌1羽では、雛に十分な餌を運べませんでした。

1日かかって、巣に運んだ餌がモグラ1匹、または小鳥1羽、あるかないか、という状態が続きます。見ていて、ゴールデン・イーグルの捕まえる餌があまりに小さいので、意外な感じがしたものです。

雌は、雛に最期の餌を運んだあと、すぐに次の餌を求めて巣を離れますが、体力の衰えた雛は、餌の肉を引き裂いて食べる力がありませんでした。

猛禽類の雛は、大量に食べることで、成長に必要な栄養素を摂取するほか、生きていくうえで必須の水分をえていると思われます。