大雪の晴れ間をみて、石狩河口や防風林を見て回りますが、このところ何の収穫もありません。
そんな中、サマセット・モームの短編小説を3編聴いて、そのオチの素晴らしさに感心しました。
聴いた順番ではなく、感心した順番に並べます。
「蟻とキリギリス」は子供向けのお話しではなく、大人向けの教訓話しとなっています。
イギリスで美味しい食事が食べたければ、1日に3回朝食を食べればよい、と言ったのはモームだそうです。
てっきり、「朝食」はモームの作で、「ランチ」はその延長線上の作品かと思いましたが、まったくの勘違いでした。
スタインベッグの「朝食」も、モームの「ランチ」も、とても味わい深い作品です。
「詩人」を味わうには、バイロンなど、ロマン派の詩人が大活躍した時代を作者とともに思い描く、ちょっとした想像力が必要かもしれません。