石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

若ワシの置き土産と水鳥の狩り

石狩図書館経由で石狩河口にきましたが、ワシの影もありません。

釣り桟橋にカワアイサの雌雄が集まって、さかんに潜水します。退屈まぎれに、何か捕れているかとカメラを向けますが、獲物はまったく見えません。

狩りの効率は、かなり低いようです。

https://www.youtube.com/watch?v=qbrf5UMMo3E

カワアイサの雄と思って撮影したところ、ホオジロガモの雄でしたが、やはり獲物は獲れません。

対照的に、カモ類から少し離れて、川の中ほどで潜水する鵜は、2回に1度は獲物をくわえて浮上する、狩りの名人です。

この時期の獲物は、ほとんどカワガレイのようです。

カンムリカイツブリがいたので、その狩りもチェックしましたが、カワアイサホオジロガモと同様、収穫はゼロでした。

水鳥の狩りに気を取られて、肝心な場面を見逃したようです。

ふと気が付くと、500m離れた対岸にたくさんのカラスが集まっています。

カメラを向ける直前に、若いオジロワシが飛び立って、川を横切り、海の方向へと消えました。

カラスは何かをつついています。若ワシが釣り桟橋からエイリアンを運んだものと考え、マックスに拡大して見ると、厚みと柔らかさがあり、スルメのようなエイリアンとは印象がかなりちがいます。

やがて、それは雄鮭の頭部と判明します。

若ワシが雄鮭のホッチャレを食べた残りです。

ホッチャレは、上流から流れてきたのか、河口で力尽きたのか。

いずれにせよ、石狩河口で鮭を観るのは、今回が初めてです。