オリンピックの種目として野球を観ると、なんと悠長なスポーツなんだろうとあきれ、あくびが出たことを思い出します。
一般に、オリンピックの競技は、始まると終わるまで戦い続けるのが普通だからです。
それに引きかえ、野球は9人対9人で闘っているとはいいながら、実際に戦っているのは、18人のうちピッチャーとバッターの2人だけのように見えます。
ベンチに座っている8人は、明らかに休んでいます。
そんな悠長な試合を、2時間以上も観つづけなければ勝敗が決まらないのですから、オリンピック種目から排除されても文句は言えません。
今回のWBCで最も接戦となり、19年前のアテネオリンピックでは、日本に2勝し、銀メダルを取ったこともあるオーストラリアで、いかに野球が不人気か、という記事がニューズウィーク誌に載っていました。
オーストラリアで野球はどれほど不人気なのか?
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/hirano/2023/03/post-77.php
スポーツ王国のオーストラリアで野球が不人気なのは仕方ありませんが、野球の100倍悠長なクリケットが、ラグビーに匹敵する「国民的スポーツ」というのは納得が行きません。
スポーツの人気は、悠長さの尺度だけでは測れないのかも知れませんが。
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/hirano/2023/02/post-74.php