石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

2020-01-01から1年間の記事一覧

白頭ワシのシビアな夫婦関係

この白頭ワシの夫婦は、既に数年にわたり、毎年3羽前後の子育てに成功している、模範的なカップルです。にもかかわらず、この時期、雄は雌に餌を渡しません。 実は、最近まで、この雄は巣ではなく、不安定な枝で餌を食べていました。巣の主人公は雌であり、…

防風林のオジロワシは世代交代か?

驚きました。 防風林の巣のオジロワシが、ついに、世代交代しそうです。 今朝、石狩河口へ向かう途中、いつものように防風林に回り、巣の様子を伺いました。嬉しいことに、遠くから見ても、落葉した防風林に、大きな鳥の影が見えます。 オジロワシが、防風林…

大相撲の土俵とサーキット、危険なのはどっち?

大相撲の土俵以上に危険な競技場が、ほかに存在するでしょうか。 スペインの闘牛場やレーシングカーのサーキットにも、様々な安全設備が整っています。 大昔の土俵と比べて安全になった点があるとすれば、天井を支える四本の柱が無くなり、吊り天井になった…

世界一綺麗なオジロワシ

私が世界一美しいと信じているオジロワシを、快晴の陽光の下、至近距離で撮影することができました。と言っても、50~100メートル離れた、車の中からの撮影です。 www.youtube.com 今朝は、放射冷却現象で気温が氷点下にさがりましたが、快晴で、絶好の撮影…

石狩河口に戻った仲の良いオジロワシの夫婦

石狩川の河口に、あの仲の良いオジロワシの夫婦が戻ってきました。 www.youtube.com このカップルを最初に見たのは2019年の2月ですが、そのひと月前にも、恐らく同じカップルが交尾行動をとるのを見ています。 www.youtube.com 今年、すなわち2020年の2月に…

アライグマを食べる白頭ワシ

この動画を見て、ああそうだったのか、と合点が行きました。 白頭ワシが、かなりの頻度で、大きなリスやアライグマを食べる理由がわかったのです。 リスを食べている時は何も感じませんでしたが、白頭ワシが、大怪我をする危険を冒してまで、アライグマを捕…

クローン病の原因菌が野放し?

クローン病や多発性硬化症の原因が、乳牛の病気、ヨーネ病の病原菌である、という研究があることを初めて知りました。 jbpress.ismedia.jp ヨーネ病とは、 主に子牛が母乳や排泄物から菌に感染し、長い潜伏期間を経て発症する。乳が出なくなり、水性の下痢が…

黄金色に染まるDecorahの白頭ワシ

www.youtube.com アイオワ州Decorahの巣のある環境がよくわかる動画です。 巣の周りは農業地域ですが、けっこう交通量のある道路も走っています。 巣のすぐ下をトラウト・クリークと呼ばれる、多分、釣りの禁止された川が流れ、すぐ近くには、ワシが自由に魚…

新大統領にはTPP復帰と同盟関係重視を期待

www.nikkei.com 民主党バイデン候補の勝利が確実になったようです。 アメリカの大統領に誰が選ばれようと、日本がやるべきことに変わりはありません。 産業の新陳代謝を活性化し、競争力と労働生産性を高めること、そして防衛力を着実に強化することです。 …

そのまま任命では任命権なし

「推薦された人を毎回そのまま任命すれば、総理大臣に任命権がないのと同じだ」とはよく言ってくれました。それこそ、まさに一般常識です。 www3.nhk.or.jp 「『推薦した人を全員任命しないのはけしからん』と言うのであれば、欧米のように民間組織になって…

女系天皇と男系天皇の南北朝を避けるには

女系天皇が誕生した場合、男系天皇が密かに擁立され、南北朝時代が再現されることは避けられません。 男系継承は、天皇制のセントラル・ドグマだからです。 www.sankei.com 将来にわたる男系継承を保証するための方策が、ようやく提言されるようです。 記事…

米国は中華帝国の幻想からついに目覚めた

象徴的な論文です。 agora-web.jp 米中・国交回復の立役者、キッシンジャーが、ついに中国に対する自己の認識の誤りを認めた、というのです。 キッシンジャー氏は10月中旬、ニューヨークの民間学術機関主催のオンラインの討論会に出て、今の米中関係について…

電線から獲物を狙うノスリ

11月5日、午後の石狩は快晴で、風は強いものの、絶好の撮影日和でした。 しかし、案の定、ワシもチュウヒも現れませんでした。 黄金色に輝く芦原に現れたのは、チュウヒではなく、流木を集める人間でした。何に使うのでしょう。 帰り道、生振の電線に止まり…

1匹の鱒を30分かけて食べる白頭ワシ

2キロはありそうな大きな鱒を、何者にも邪魔されず、30分かけてゆっくり食べる白頭ワシの様子を、至近距離から撮影した貴重な映像です。 はじめ鱒は全く動きませんでしたが、頭部が食べられた後、嘴が脊髄に触れるたびに、尾が大きく振られ、生きていたこと…

朝鮮半島は中華帝国の先兵

朝鮮半島は、もともと中華帝国にとっての防波堤または先兵の役割を果たしてきました。地政学的にも精神的にも、この役割は半永久的に変化しそうにありません。 jbpress.ismedia.jp 機会さえあれば、元寇のときにそうだったように、中華帝国の先兵として、日…

雪の降る石狩川に残るチュウヒ

気温4℃、風強く、芦原にはサギの姿も見えません。 それでも、まだ残っていたチュウヒ。 チュウヒが飛ぶと、芦原の陰で寒風を避けていたシロサギ、アオサギが飛び立ちます。 www.youtube.com いくら寒くても、ここにいる限り、芦原で狩りをしなければなりませ…

石狩川に戻りつつあるオジロワシ

石狩川にオジロワシが戻りつつあるようです。 www.youtube.com 10月27日に見たオジロワシは、やはり複数だったようで、11月2日、石狩川の土手に止まる2羽の亜成鳥オジロワシを見ました。 今回、1羽は撮りそこねましたが、土手に止まる2羽のワシを同時に見て…

朝鮮戦争の実態はアメリカ人の方がよく知っている

岡本氏が朝鮮戦争の実態について、分かりやすく解説しています。 経済関係の記事の多い岡本氏が、こんなに朝鮮戦争に詳しいとは驚きです。 agora-web.jp そのハイライトは、こうです。 ごく簡単にいうと、北朝鮮が韓国側に攻めた50年6月に、ソウルで「謎の3…

巣に侵入したワシにとって雛は餌でしかない

今年の4月16日に、防風林の巣で起こった事件がどんなものだったか、ありありと想像させる動画が見つかりました。 40日間の抱卵を経験しないワシが、巣の中で蠢く雛を見たときに、どんな行動をとるか。 その場で餌として食べなければ、この動画のように、雛を…

中国人は仕方ないが日本人に踏みつけられるのは許せない

ソウル特派員の黒田氏が、韓国政府や韓国人のダブルスタンダードを、分かりやすく解説しています。 www.sankei.com まとめると、 朝鮮戦争勃発から70年。習近平国家主席をはじめ「参戦は“帝国主義の侵略”を防ぐためだった」と韓国への侵略を否定する発言が…

学術会議は一部の学者が政治活動する舞台

agora-web.jp 八幡氏のとても分かりやすい解説が出ました。 学術会議の問題を論じる記事に、ゴリラの〇〇、という表題が付けられているのを見て、奇異に感じたことがありましたが、その意味がわかりました。 これまでの経緯を通じて、政府と学術会議の間では…

チュウヒが季節外れの巣材運び?

www.youtube.com いつものように、どこからともなく現れたチュウヒは、足に何かをつかんで飛んでいます。 まるで、春によく見られた、巣材運びのようです。 もうすぐ越冬地に移動しなければならないこの時期にも、巣を補修するのでしょうか。 このチュウヒの…

コロナ予防は最高のインフルエンザ予防

これから冬に向けて、コロナとインフルエンザの同時感染拡大が危惧されています。 しかし、それはまさに杞憂です。 今年のインフルエンザ死亡者数は、例年の3000人から、コロナ対策のおかげで3分の1に激減しました。 1.手洗い、2.マスク、3.人混みを避…

「逆もまた真なり」チュウヒが最悪の条件で

絶好の撮影日和にはワシ・タカが現れない、というジンクスの「逆もまた真なり」かどうか、つまり、最悪の撮影条件なら現れるのか、というテストをしました。 その前に、オジロワシの巣のあるヤチダモの木がすっかり落葉し、春先のように、巣が丸見えとなりま…

撮影日和の嫌なジンクスが見事的中

今日は気持ちのいい快晴でした。しかし、こんな撮影日和には、肝心の撮影対象が現れない、という嫌なジンクスが私にはあります。 危惧していた通り、ジンクスは見事に的中し、オジロワシもチュウヒも現れませんでした。 www.youtube.com チュウヒが現れない…

産卵と子育てのため、今は体力を養うとき

このところ、しばしばオジロワシを見かけますが、まだ、戻って来ている、という印象はありません。 厳しい越冬と産卵、抱卵に備え、鮭をたっぷり食べ、今は体力を養う貴重な時間です。 こんな所にグズグズしていてはいけません。 www.youtube.com

朝日を浴びて暖をとる早朝のチュウヒ

同じ10月24日に撮影した映像ですが、最初に行った石狩川河口での撮影です。 川に着いたとき、100羽以上のカモメが川の上を飛び交い、水面にタッチダウンを繰り返して、水浴びをしていました。 水浴が一段落して、カモメが飛び去ったあと、どこからともなくチ…

驚き、アイオワ州の白頭ワシに雪降り積む

北半球のワシは、巣の補修に、まだ本格的には取り組んでいません。 何が起こったのか、最も早く取り掛かっていたラトビアのオジロワシのYoutube動画は、すべて消され、何も残っていません。猛禽類の動画はすべて消されました。 ノルウェーSmolaの男爵と名付…

教育大学に近い茨戸川上空を飛ぶオジロワシ

昨日(10月24日)の午前、石狩川の河口や豊平川河口にオジロワシがいなかったので、茨戸川に回ってみました。 石狩川の堤防から、教育大学の裏手にある茨戸川を見ると、たぶん若いオジロワシがトビと一緒に旋回しています。 慌ててカメラを取り出して撮影し…

チュウヒが牧草地でネズミをゲット

www.youtube.com 鮭も遡上するという、豊平川の河口にオジロワシが戻っているか確認に行き、影も形もないワシの代りに、チュウヒのネズミ狩りを撮影することができました。 場所は、とある学校に隣接する牧草地です。 牧草地の上を飛んでいたチュウヒが、突…