石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「10分の1税」がまだ残っていたとは驚きです

島田裕巳著「宗教消滅」を読んでビックリしました。現代のドイツに、中世以来の「10分の1税」が、まだ残っていたとは。それも、教会に代わって国家が、キリスト教徒と自己申告した人から、所得税といっしょに、所得の10%を徴収しているというのです。 今は…

やはり去年と同じ雄か

昨年、2018年の5月17日に撮影した、下の動画を、何度も止めながら、じっくりチェックしてみました。 www.youtube.com 雨上がりの映像で、ズブ濡れのため、見た目の印象は全然違いますが、右側にいるワシには、左右の目から鼻孔にかけて、左側のワシよりも明…

孵化後10日、雛と雌親の幸福な顔

昨日の続きです。10分間以上続いた給餌が終わり、ヒナに昼寝をさせようと、巣の軟らかい敷き藁をととのえる雌親。暑いので口を開け、寝そうもない、愛らしいヒナの顔がこちらを向いています。とても幸福そうです。 www.youtube.com この先10日間で、この顔が…

早稲田と北大

「なつぞら」の主人公と同じ歳で、酪農にはまったく興味がない柴田家の孫娘は、北大を目指して勉強しています。しかし、その扱いは、やや、馬鹿にした印象を与えるかもしれません。 その昔、私の通った高校では、東大や京大を目指す一部の生徒以外は、皆、北…

孵化後10日、雛の排泄と給餌

午後2時、快晴・微風、20℃を超える防風林に着きました。去年(2018年)の今日、防風林のオジロワシを初めて撮影していますが、その違いをあとでご覧ください。 巣は雄が守っていました。狩りの上手な雌は、30分で戻るだろう、と予想しましたが、今日は約1時…

防風林の野鳥たち

防風林の近くで何時間も過ごすと、多くの野鳥に出会います。防風林の上を、ときどきタカが飛びますが、大きなオジロワシでさえ鮮明に撮れないのに、小さなタカが撮れるわけないと、散漫になろうとする気分を引き締めます。 車のすぐ前に、昨年の“虎杖”が数本…

ダメ雄の役割 その2

昨日の続きです。雌は、雄が巣のすぐ近くに戻っているのを知った上で、雄が2時間、ボーッとしていることを許したのでしょうか。私には、そうは思えません。カラスが出払っていて、平穏だったため、雌は、雄の帰還に気付かなかったのではないか、と思うのです…

大スターの存在感

京マチ子さんが、亡くなりました。 古い(?)日本映画を見ると、大スターの存在感に驚きます。京マチ子は、ハリウッド・スター並みですが、三船敏郎や勝新太郎に匹敵する大スターは、当時のハリウッドには、いないような気がします。 日本映画にあこがれ、…

ダメ雄の役割 その1

昨日は、早朝と夕方の2回、防風林に通ったので、今日は、昼間の様子を観察するため、正午に着くように出かけました。 正午の陽光を浴びて、巣を守っていたのは雌のオジロワシでした。狩りに出ているのが雌であれば、戻りが早く、計画が立てやすいのですが、…

仁徳天皇陵が世界遺産に

仁徳天皇陵を含む大阪の古墳群が世界遺産になるかもしれない、というニュースを聴きました。 世界遺産になる前に、2つのハードルを越えてほしい、と私は希望します。 1.大規模な発掘調査をして、被葬者が誰か、確定して頂きたい。 2.鬱蒼とした森ではな…

東京で何かしようと思ったら

”御朱印” 10時間待ちでビックリ! というネットの記事を読み、私がかねがね口癖にしている教訓を思い出しました。 「東京で何かしようと思ったら、5万人が同じことを考えている」 東京で生きるためには、札幌の5倍の気力と体力が必要、ということです。 ただ…

菊花展はいつもドリス・デイと一緒

ドリス・デイが97歳で亡くなりました。 秋の菊花展で、大輪のみごとな黄金の菊を見るたびに、私は妻に「まるでドリス・デイの金髪のようだ」と言ってきました。 これからも、いい続けることでしょう。

雄の狩りが心配

防風林の若葉は、ひと雨ごとに下から昇って来て、濃い緑の先端は、すでに巣の高さを超えています。しかし、バード・ウォッチャーには都合がいいことに、巣のある木は、細い枝が少ないため、そこだけ若葉の浸食をまぬがれています。しかし、その分、オジロワ…

オジロワシ早朝の狩りと給餌

7時30分からBSの「なつぞら」を見たあと、防風林に出かけました。車を走らせながら、「なつぞら」は、ドラマを盛り上げるために、何のためらいも、恥じらいもなく、北海道の特典をフルに利用している、と感心しました。 8時15分の防風林は、快晴にもかかわら…

2014年5月札幌ドームの大谷翔平

過去の動画を整理していたら、2014年5月4日日曜日、札幌ドームで投球する大谷翔平の映像が出てきました。 www.youtube.com 私は、バッターの大谷の方を高く評価しています。投手としては、まだ一流には程遠いですが、打者としては一流に近い線まで来ています…

今年のオジロワシの雛は1羽

午後3時過ぎに防風林に着いた時、巣は雌のオジロワシが守っていました。雄は、かなり前に狩りに出ていたようです。40分経過して、巣の上空を旋回するオジロワシを発見しました。石狩新港方面はチェックしていたので、狩りの場所は、別の方面だったようです。…

2019年オジロワシの抱卵と孵化

ここまでの観察記録をまとめて置きたいと思います。 巣は、昨年までとは違う、新しい巣。 目から鼻孔にかけて見られる赤みを帯びたシャドウにより、少なくとも、つがいの雄は新郎。子育ては、はじめての経験か。 抱卵開始は、3月4日から3月29日の間。森信也…

ワシの時間、ヒトの時間

冬期、オジロワシやオオワシが、石狩川に面した木や流木に止まって、ジッと動かない姿を見ていると、ワシの時間は人の時間よりゆっくり流れているのではないか、と、つい考えてしまいます。もちろん、本川達雄氏の「ゾウの時間 ネズミの時間」を知った上での…

孵化後4日目の雛への給餌ー2

撮影カメラは、昨年12月に購入したニコンのP1000です。秋までは、キャノンのパワーショット60で撮影していました。論文に載せる写真は、画質も画素数も関係なく、見えればいい、とは、昨秋、室蘭で話した研究者の証言です。 鳥モードの3000ミリで焦点を合わ…

孵化後4日目の雛への給餌-1

午後1時30分、快晴の防風林に着いたとき、巣はオジロワシの雄が守っていました。雌は狩りだろうと思いましたが、念のため双眼鏡で防風林を隈なくチェックすると、巣から50メートル南の木に止まっていました。盛んに羽繕いをするところを見ると、たった今、子…

オジロワシの生態動画アーカイブス

昨夜、オジロワシの狩りと子育てを記録した、過去の動画をYouTubeで検索し、二人の動画に注目しました。 最初に注目したのは、2013年のちょうど今頃、同じ石狩の防風林で撮影された、usagi1118氏の一連の動画です。高性能カメラと望遠レンズ、コンバーターな…

推定されたオジロワシの日齢

2018年の子育てを振り返るとき、気になることが1点あります。 それは、ヒナの厳密な日齢・週齢が分からないことです。昨年は、5月2日の時点で、すでに孵化していたことは、間違いないと思われます。その理由は、以下の通りです。 昨年までの巣は、長年使われ…

オジロワシの子育て:2018年の記録-2

6月7日のこの動画では、1羽の幼鳥が、すでに羽ばたきを始めています。 www.youtube.com 同じ6月7日に、道路側から、防風林の林越しに、巣の中を撮影した映像です。 www.youtube.com 親鳥が餌を食べているところを、幼鳥たちが、親鳥の尾羽にいたずらしながら…

オジロワシ1羽のヒナを確認

雨が上り、快晴となった防風林に行ってきました。雄のオジロワシは狩りに出ていて留守。帰るまで、1時間待ちました。雄が戻っても何も起こらないので、カメラを片付けたとき、雌が動き始めました。あわててカメラをセットし直して撮った動画がこれです。 www…

オジロワシの子育て:2018年の記録-1

昨年の日記から、オジロワシの子育ての記録をひろい集めました。日記では、5月2日に抱卵を確認したことになっていますが、この時点で、親鳥の羽の下に、すでにヒナがいた可能性は否定できません。 はじめて、ヒナへの給餌を見たのは5月12日ですが、日没間近…

ヒナに給餌するオジロワシ

防風林に着いたのは、午前10時少し前でした。風で揺れるのが残念ですが、幸福そうなオジロワシ夫婦の映像が撮れました。 www.youtube.com 昨日のことがなければ、極めて平穏な抱卵の風景です。若葉も広がってきました。 10時35分、枝に止まっていたオジロワ…

最初のヒナは死んだかも:不吉な予感

快晴で25度を超える暑さの中、シーズン最初のゴルフのあと、オジロワシを見に行きました。午後3時、防風林に着いて、すぐにカメラをセットして撮影したのがこの動画です。 www.youtube.com 雌のオジロワシは、木に嘴をこすり付けて、綺麗にしようとしていま…

オジロワシの孵化は連休明けか

5月4日の昼過ぎの時点で、オジロワシの孵化はありませんでした。抱卵は、雄と雌が平等に交代でやっているようです。孵化後、巣でのヒナの保護と餌獲りも交代でするのか、大変興味のあるところです。 www.youtube.com 抱卵を交代した雄は、後顧の憂いなく、す…

オジロワシのヒナは令和生まれ

令和元年の初日、オジロワシの抱卵を観察しましたが、変化は見られず、平成での孵化はありませんでした。オジロワシのヒナは令和生まれとなります。 オジロワシの抱卵は、雌雄が交代で行い、抱卵中のパートナーに餌を運ぶことは無いようです。昨年の観察では…